あるあぷ

ガジェットと革製品と音楽と。あなたの興味を刺激するWebメディア

あるあぷ

PICK UP!

ショートを焼き尽くす炎は止まらず

(この記事は約6分でお読みいただけます。)

※本記事は投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願い致します。

 

 

f:id:SATA_0326:20171022082820j:plain

去年2016年11月の米大統領選にて一時的大暴落が起きたものの、翌日には暴落を帳消しにするような上昇を見せ、その後もグングン伸びて行きました。

 

トランプラリーの始まりです。

 

その後も上げたり下げたり、
「トランプラリーは終わった」
「まだトランプラリーは続いている」
などなどガヤガヤ言われながら伸びていき、とうとう21,000円の大台を超えました。

f:id:SATA_0326:20171022082951j:plain

強い...圧倒的に強すぎる...。

 

某国ミサイル問題等の地政学的リスクが垣間見える中、日足で見ても分かる通りの異常な強さの上げを魅せていきました。

青天井のNYダウも続伸。

f:id:SATA_0326:20171022084702j:plain


明確な押し目も作らず上がるさまはロング勢もドン引きするような展開となっています。

 

様々な要因や計算で算出されたレジスタンスラインをこうもスルスルと破られると堪ったものではありません。

ベアトレンドを想定したショート勢はこんがり丸焼け。

 

上手に焼けるどころかコゲコゲです。
ショートホールド勢はただただ泣くしかない展開となっています。

本日10/22は衆議院選挙があり、与党優勢・勝利のビジョンから「まだまだ上がる!」と言われる現在です。

 

うーむ...。果たしてそうでしょうか。

https://twitter.com/shiun_gt/status/920270426890047489

なんちゃってテキトートレーダーの私の戯言ですが、"まだまだ"上がるとは思えません。

これにはいくつかの要因・理由があります。

 

 

1.相場師達の「まだまだ上がる」発言・購入発言

誰とは言いませんが、SNSに蔓延る有名な相場師の皆様の発言。

これはオカルト的な要因ですが、これら発言が相場の天井や今後の調整を示唆するのは皆様もご存知の事かと思います。

 

 

2.波動理論的には上昇幅最低値突破

下グラフは日経平均の週足です。

f:id:SATA_0326:20171022083250j:plain

あくまで波動理論の予想価格にすぎませんし、ここまで休憩なしのアゲアゲではもうしばらく行き過ぎた値動きをする事が予想されますが「もうキツイのでは...。」と思います。

日足的には行き過ぎ。

f:id:SATA_0326:20171022082951j:plain

月足的には伸びそうな印象ですが、そもそもの下位足では一時的な休憩を示唆するような怪しさを感じます。

f:id:SATA_0326:20171022084454j:plain

簡単な計算から算出されるラインですが、来週の日経平均週足が21,340以下、12月限の日経先物が21,200以下なら非常にアツイ展開となるかなぁ、なんて思っております。

ここを突破するなら12月限では21,900ライン、更に突破されるなら22,500ラインが弾かれるレジスタンスではないでしょうか。

f:id:SATA_0326:20171022092644j:plain

 

 

3.山の左方偏移

f:id:SATA_0326:20171022082951j:plain

相場は山と谷の繰り返しで構成しているものですが、谷→山→谷の山の位置が徐々に左方偏移しつつあるのを感じます。

これは転換前の指標のひとつとして「先物市場のテクニカル分析」でジョン J.マーフィーが紹介しておりましたが、まさにそんなかんじではないでしょうか。

ぜひ興味のある方は下記の文献をお読みください。

 

 

4.大口のDistribution(?)

今までは下がれば強烈な買いが入り長い下ヒゲを付けたローソク足がよく出ていましたが、その下位足(分足)ベースでみると最近は出来高の大きな陰線が多くなってきました。

大口がコッソリ売り抜けようとしているのか下に大きな壁が見えたり、そもそも叩き落としてしまいたいのか大陰線が見え隠れしています。

 

10/19の日経先物ナイトセッション(日付10/20)では、下に寄り付いた後にナイアガラが生じています。

結局はVターンしていますが。

▼日経平均先物 - 12月限(15分足)

f:id:SATA_0326:20171022081904j:plain

リバってきて明確に21,515を超えてしまったので振り出しに戻ってしまいましたが、ここで反発が起こっていたら下げが始まるシナリオとしては非常にアツイ展開でした。

21,500に触れた付近で小反発があったので、ベアトレンドに切り替わる瞬間を狙う方も多くなってきたように思います。

 

 

 

ブルトレンド?ベアトレンド?

"まだ"ブルトレンドではないでしょうか。

でも"まだまだ"では無いように思います。

 

勢いがついたトレンドがそう簡単にポッキリ折れることは無いと思います。

まずはNYダウ・日経ともに終値ベースで陰線が出る事が変化のように感じます。
天井はExhaustion Gapのような最後の踏み上げが見え、転換時には1990年代のバブル最後の黒三兵(三羽烏)のようなものをイメージしておりますがどうなるでしょうか。

日足・週足が陰線で引けるか、怪しい値動きをするまでは、上への動きを想像してデイトレードしていきたい所存です。
下への方向が決まったらロスカットを設けながらスイングトレードに切り替えようかな、なんて思っております。

 

ここまで書いておいてなんですが、ここから上げろうが下がろうがコバンザメトレードするつもりなのでどちらでも良いです...笑
ただ下げてくれた方が短期間での下げ幅には期待できると思い、ヨダレが垂れるのが本音です。

山高ければ谷深し。
トレーダーとしては買い支えが消えた時の勢いには期待せずにはいられません。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

※本記事は投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願い致します。